アクア商品紹介・レビュー

ボトルアクアリウム、飛び出しや蒸散防止に待望の商品「GEX グラストップラウンド」

アクアリウム初心者の方でも簡単に始められ、インテリア性も高く昨今人気沸騰中のボトルアクアリウム。
皆さんはボトルアクアリウムでのエビや魚の飛び出しや、ボトルを使用しての苔テラリウムやパルダリウムの乾燥で悩んだ経験はありませんか?
今回はそんな悩みにお答えする待望とも呼べるアイディア商品がアクアリウム用品のリーディングカンパニー「GEX」から発売されましたのでご紹介致します。

飛び出しや蒸散防止に待望の商品「GEX グラストップラウンド」

ボトルアクアリウムのお困りごとといえばやはりエビや魚の飛び出し事故、それから蒸発による水位低下やエアレーション(ブクブク)による飛沫で周りが水浸しになってしまうなんてトラブルもあります。
苔テラリウムやパルダリウムなどでは乾燥によって植物が枯れてしまったり、頻繁に霧吹きをしなければいけなかったりというお悩みがあるかと思います。
そんな悩みを解決すべく今回発売となったのはありそうでなかったガラスボトル用の「フタ」です。
といっても専門メーカーが開発したそれらの「専用」のフタですのでただのフタではありません。
それでは「グラストップラウンド」の詳しい特徴をご紹介します。

グラストップラウンド【5つの特徴】

さまざまなサイズのボトルで使用できる!

通常の四角い水槽は30cmキューブ、60cmレギュラー、90cmレギュラーなどと多種多様な中にもスタンダードな規格があるのでいくつかのサイズの水槽用のフタが販売されていますがガラスボトル用の小さくて丸い形状のフタはあまりありません。
その理由としてはボトルアクア用のガラスボトルには四角い水槽のような統一規格などがなく様々なサイズのボトルサイズ、形状があるためです。

この「グラストップラウンド」の優れているところはなんといってもそんな問題を解決するための「構造」にあります。
カットする位置によって7段階にサイズを調節できるので最小口径6cmから最大口径20cmまでのボトルに幅広く使用できます。

コードやチューブ類を通せる便利な切り欠き

ボトルアクアリウムといえど、生体を導入したり本格的な運用をしようと思うとピコロカなどの小型フィルターやヒーター、エアレーションなどを使用します。
その際に問題となるのが配線類とエアチューブです。
「グラストップラウンド」には配線類を通すための切り欠きがあるのでここをカットすることによって配線類を通してピッタリ蓋をすることが可能です。
ヒーターなどのコードが太かったりする場合はこの部分のみ2段階分カットすればOK、専用商品ならではの嬉しい機能ですね。

楽々メンテナンス、取手付き

「グラストップラウンド」には中央部に取手がついており、脱着時に便利です。
こういう「地味に便利な機能」が嬉しいですよね。

エアレーションの飛沫をボトル内に戻す「すり鉢型構造」

「グラストップラウンド」は若干中央部が低くなっている「すり鉢構造」になっています。
説明書等メーカー公式で言われているわけではなくこの形状の意図は定かではありませんが、実際に使用してみて感じたのは、恐らくエアレーション(ブクブク)の飛沫がフタの裏についた際にその水滴が外側ではなく内側に向かうような構造なのではないかと推測します。

テラリウムやパルダリウムの「曇り」防止

苔テラリウムやパルダリウムなどで湿度を保つために蓋をする際、問題になってくるのが「曇り問題」です。
蓋をして密閉をしてしまうと湿度こそ保てますがボトル内の水分が蒸発する際にボトルの内側に付着し、曇ってしまいます。
そのため蓋を少しずらして通気性を確保したり、蓋にクッションゴムなどをつけて蓋を少し浮かせたりちょっとしたな工夫が必要でした。

「グラストップラウンド」は7段階にサイズを調節するために隙間がある構造になっています。
そのためピッタリ蓋をしてもしっかり適度な湿度を保ちながらも通気性は確保され、曇りにくい環境を作ることができます。

適合ボトル

開口部径6cm〜20cmまでそれぞれカットする位置で2cm間隔で調整可能なのでさまざまなサイズのボトルに使用可能。
もちろんGEX製のグラスアクア各種に対応しています。
※グラスアクアスロープには対応していません。

使用方法

  1. ニッパーやハサミなどで使用するボトルに合わせてカットします(隙間が狭いのであんまりごっついニッパーは刃が入らないことがあります。先が細いタイプのよく切れるハサミがオススメです)
  2. カットした部分のバリをヤスリ等で綺麗に処理します
  3. 必要に応じでフィルターやヒーター、エアチューブなどを通す切り欠きも同じくカットします。

ユーザーズレビュー

ぽんず

さすがGEXと言わんばかりのユーザーに寄り添った素晴らしい商品です。最初に見た時とても感動しました。
今までは(ビバアクアさんの動画で知った)バルクDVDに入ってる保護ディスクやクリアの下敷きなんかをカットしてフタとして使用していましたが専用はやはり便利ですね。
特にすり鉢構造の発想は天才的だと思います。
唯一の難点はカット位置を小さい方に間違えるとリカバリ不能になるところですかね(当たり前)

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